2017年5月2日火曜日

看護師の勤務環境を改善したい

札幌市内の病院で、2012年12月新卒看護師の杉本綾さんが過労自死してから、
4年4か月が過ぎた今、労災認定を求める裁判がたたかわれています。

新卒で入職した年の7月から夜勤に入り、日常的な超過勤務に加えて、
先輩からの指導、深夜まで自宅学習、レポート、朝は情報収集として早く出勤するなど、
みるみる元気がなくなり、痩せていったそうです。
ラインやSNSからも、仕事が原因で追い詰められ、心を病んでいったことが明らかなのに、
個人のパーソナリティーの問題とされ、労災不認定とされました。
「1カ月の時間外労働が90時間だから、過労死ラインを超えない」と理由を告げられたそうです。

お母さんは、「娘のような過労死を出さないために、看護師の働き方を変えたい」と大変な状況でも、裁判をたたかっています。
4月21日の第2回目の口頭弁論は、80人の傍聴席が満席になるほどの人が集まり、
マスコミも複数入っていました。

裁判では自宅学習というシャドウワークの存在が、重要な争点となりますが、国はそのことについても争う姿勢です。これほどの状況なのに、国は過労死と認めず、本気で改善しようとする態度を示さないことに、怒りがこみ上げてきます。

裁判についてニュース報道の後、「私も同じ」「何度も死のうと思った」などの反響が三千を超えたそうです。
綾さんと同期の7人の看護師も、一人を残して4年以内に全員辞めたそうです。
決して、彼女だけ、この病院だけの問題ではありません。
看護師の増員と勤務環境の改善は、看護師だけではなく、道民にとっての願いでもあります。
3月の予算特別委員会質問で取り上げました。
引き続き、取り組みます。

次の裁判は8月4日11時から、札幌市地方裁判所です。
市民の関心の高さを示し、公正な判断をしてもらうためにも、ぜひ傍聴して応援しましょう。